香りは、記憶だ。

香りは、記憶だ。

香りは、記憶だ。

朝に淹れたコーヒーの香り。丁寧に選んだ茶葉の、蒸らした瞬間の香り。それは一日の始まりを整え、午後の疲れをほぐし、夜の終わりに静かに寄り添う。

そのひと手間を、外出先でも正直に届けたい。ただそれだけのことが、意外と難しい。

香港という街で、飲み物は特別だった

東洋と西洋の飲み物文化が交差した場所

CAMELが生まれた香港は、飲み物への感度が独特に高い街だ。

中国の茶文化が根づきながら、イギリス統治の時代にはアフタヌーンティーの習慣が持ち込まれた。広東省から伝わった「飲茶」の文化——点心とともにお茶を楽しむ習慣——は香港で独自の発展を遂げ、今も市民の日常に息づいている。

香港には「3点3」という言葉がある。午後3時15分を指し、日本の「3時のおやつ」にあたるティータイムの習慣だ。職場でも仕事の手を止めて温かい飲み物を楽しむ、そういう時間が大切にされてきた。

さらに、コーヒーと紅茶を合わせた「鴛鴦茶(ユンヨンチャ)」という香港独自の飲み物もある。苦みのあるコーヒーを紅茶で割り、ミルクを加える——異なるものを組み合わせて新しい価値を生む、香港らしい発想だ。

CAMELが1940年代に生まれたのは、そういう飲み物への愛情が深い街だった。このブランドが香りと風味にこだわり続けるのは、生まれた土地の気質と無縁ではないと思う。

「香りが変わってしまう」という、静かな悩み

こだわって選んだ飲み物が、なぜ変わるのか

コーヒーや紅茶を水筒に入れて持ち歩いたとき、飲んでみると何か違う。金属っぽい後味、変わってしまった香り、最初とは別物の味。そういう経験をしたことがある人は多いはずだ。

原因は主に2つある。

ひとつは「酸化」だ。飲み物は空気に触れた瞬間から酸化が始まる。コーヒーや緑茶、紅茶には酸化しやすい成分が多く含まれており、高温で保温された状態では特に変化が進みやすい。

もうひとつは「金属成分の溶出」だ。ステンレスをはじめとした金属素材の水筒は、長時間飲み物を入れておくと、わずかながら金属成分が溶け出すことがある。これが「金属臭」や「味の変化」として感じられる。

特にコーヒーと金属の相性は難しく、金属が持つ微細な風味がコーヒーの苦みや香りと干渉する。こだわって選んだ豆で淹れた一杯が、容器によって変わってしまう。

この悩みに、CAMELは2つの素材で答えている。

ガラス内瓶という選択

最もシンプルで、最も正直な素材

ガラスは無味無臭だ。においを吸収しない。金属成分が溶け出す心配もない。

コーヒーはコーヒーとして。紅茶は紅茶として。お茶はお茶として。飲み物が、入れた瞬間の姿のまま届く。

「コーヒーの香りが変わらない」「変なにおいがしない」——これは店頭でCAMELのリピーターから実際に届く言葉だ。一度体験すると、元には戻れないという人もいる。

CAMELのガラス内瓶モデル(113・116・122・CUPPA)は、香港の自社工場で製造されたガラス内瓶を使っている。1940年代から変わっていない選択だ。当時も今も、理由は同じだ。飲み物の風味を邪魔したくない。

ガラス内瓶のボトルは、前に入れた飲み物の記憶も残さない。コーヒーの次にお茶を入れても、においが移ることはない。毎日違う飲み物を楽しみたい人にとって、これは実用的な価値だ。

セラミックコーティングという選択

現代の技術が生んだ、風味への誠実さ

もうひとつの選択肢が、内側セラミックコーティングだ。

セラミックは、陶器と同じ素材系統に属する。ガラスと同様に金属成分の溶出がなく、飲み物の香りや味を変化させない。金属臭の心配がなく、コーヒー愛好家の間でも「香りを守る素材」として注目されている。

CAMEL FLOW53(530ml)とMINI20(200ml)は、内側にセラミックコーティングを採用したモデルだ。フラットで現代的なフォルムは、ライフスタイルに自然に溶け込む。

ガラス内瓶よりも軽く、割れにくい。毎日の通勤や外出に持ち歩く実用性と、風味を守るこだわりを両立したい人に向いている。

ガラス内瓶とセラミックコーティング——どちらも「飲み物の香りと味を、そのまま届ける」という同じ思想から生まれた選択だ。

お茶を、もっとていねいに持ち歩く

茶葉の個性を、ボトルが壊さないために

お茶の世界は、奥が深い。

産地によって、品種によって、摘み時期によって、香りも味も全く異なる。龍井茶の草のような清涼感、鉄観音の甘い香り、ダージリンのマスカットのような華やかさ。それぞれに個性があり、その個性を楽しむために選ぶ人がいる。

そういう人にとって、容器の素材は重要だ。金属がほんのわずかな風味を加えるだけで、茶葉本来の繊細な香りが変わってしまう。

ガラス内瓶のボトルは、その繊細さに干渉しない。淹れたてのお茶を入れたとき、蒸らした瞬間の香りが閉じ込められる。それが、時間が経ってもできるかぎり保たれる。

CAMELがあの街——お茶と紅茶とコーヒーが交差する香港——で生まれ、ガラス内瓶にこだわり続けた理由が、ここにもある。

コーヒーを、妥協なく持ち歩く

豆を選ぶこだわりを、ボトルまで続ける

スペシャルティコーヒーの世界が広がり、産地や精製方法を選んでコーヒーを楽しむ人が増えている。浅煎りの酸味と果実の香り、深煎りの重厚なコク。自分好みの一杯を淹れることにこだわる人たちだ。

そのこだわりは、ボトルまで続けてほしいと思う。

丁寧に選んだ豆で淹れたコーヒーが、容器の素材によって変わってしまうのは惜しい。ガラス内瓶またはセラミックコーティングのボトルなら、淹れたてに近い状態を、できるかぎり長く保てる。

「コーヒーの香りがそのままで、変なにおいが移らないのがお気に入りです」——これはCAMELのリピーターの言葉だ。素材の選択が、毎日の一杯に違いをもたらしている。

飲む時間を、豊かにすること

毎日のことだからこそ

お茶やコーヒーを楽しむことは、毎日のことだ。

毎日のことだからこそ、少しのこだわりが積み重なって、大きな豊かさになる。良い茶葉を選ぶ。丁寧に淹れる。そして、それを正直に届けてくれる容器を選ぶ。

どれも特別なことではない。でも、その選択が重なると、毎日の飲む時間が変わる。

CAMELのボトルを選ぶ人は、そういう感覚を持っている人だと思う。機能だけを求めるのではなく、飲み物との関係を丁寧に考えている人。香りを大切にしている人。毎日の一杯に、少しだけ誠実でいたい人。

CAMELのラインナップ:風味を大切にしたい人へ

ガラス内瓶モデル(香港製)

CAMEL 122(450ml)——毎日の持ち歩きに最も向いているモデル。コーヒーにも紅茶にもお茶にも対応する。口径が広くお手入れしやすい。価格は¥8,020から。

CAMEL 116(450ml)——丸みのあるフォルムで手になじむ。カラーバリエーションが豊富で、自分の日常に合う色を選びたい人に。価格は¥8,020

CAMEL 113(450ml)——116と同じ450mlながら、価格を抑えたスタンダードモデル。毎日持ち歩きたい一本。価格は¥7,130

CUPPA35(350ml)/ CUPPA28(280ml)——コーヒーカップのような感覚で使える小ぶりなサイズ。デスクの上に置いて、一杯分のお茶やコーヒーをていねいに楽しむために。価格は¥5,160から(CUPPA35)、¥4,460(CUPPA28)。

セラミックコーティングモデル(中国製)

FLOW53(530ml)——軽くて持ち歩きやすく、大容量。セラミックコーティングで金属臭なし。現代的なフォルムは通勤にも合う。価格は¥5,370

MINI20(200ml)——小ぶりで愛らしいサイズ。ひと口分のコーヒーやお茶を、デスクでていねいに。価格は¥3,470

よくある質問

Q. お茶の茶葉をそのまま入れても大丈夫ですか?

茶葉をそのまま入れることは推奨していません。茶こしや別容器で茶葉と分けてからお使いください。CAMELのボトルは液体を保温・保冷するためのものです。

Q. コーヒーを入れた後、においは残りますか?

ガラス内瓶モデルは、においを吸収しにくいガラスの特性上、残りにくいです。ただし長時間放置した場合は、使用後にしっかり洗浄してください。セラミックコーティングモデルも同様に、においが残りにくい設計です。

Q. アイスコーヒーや冷たいお茶も入れられますか?

はい、保冷にも対応しています。冷たい飲み物も長時間おいしい温度を保ちます。

Q. 緑茶は入れても大丈夫ですか?

はい。緑茶の繊細な香りも、ガラス内瓶またはセラミックコーティングのボトルなら、金属素材による風味への影響を抑えてお楽しみいただけます。

Q. ガラス内瓶モデルとセラミックコーティングモデル、どちらがコーヒー向きですか?

どちらも飲み物の風味を守る素材を採用しています。毎日の持ち歩きや軽さを重視するならセラミックコーティングモデル(FLOW53・MINI20)が向いています。重量感と質感、そしてガラスの素材そのものにこだわるならガラス内瓶モデルがおすすめです。

Q. オレンジジュースやスムージーなど、酸性の飲み物も入れられますか?

はい。ガラスは酸に強い素材のため、オレンジジュース・グレープフルーツジュース・スムージーなど酸性の飲み物にも対応しています。金属素材のように成分が溶け出す心配がなく、愛用されているお客様からも嬉しい声をいただいています。ただし、炭酸飲料は内圧が上がる恐れがあるため、使用しないでください。

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