香港へ行くなら、ここを目指してほしい。

香港へ行くなら、ここを目指してほしい。

旅には、「ここに来てよかった」と思える場所がある。

有名な観光地ではなく、ガイドブックの片隅に小さく載っているような場所。でも、その場所にしかない文脈があって、行った人だけが知っている感覚がある。

CAMELのボトルを手にしたことがある人、香港という街が好きな人、ものづくりの歴史に興味がある人——そういう人に、ひとつの場所を伝えたい。

九龍湾のCAMLUXホテルと、その1階にあるCafé 15だ。

壁一面を埋め尽くす、ボトルたち

Café 15という空間

CAMLUXホテルの1階に降りると、Café 15がある。

入った瞬間、目に飛び込んでくるものがある。壁一面に並ぶ、CAMELの魔法瓶だ。

ヴィンテージのフラスク、限定デザインのコレクション、時代ごとに異なる花柄の瓶——それらが整然と、あるいは豊かに並んでいる。圧巻、という言葉がふさわしい光景だ。

これは単なる装飾ではない。CAMELが80年以上かけて作り続けてきた製品の記録だ。一本一本に、それが生まれた時代の香港の空気が宿っている。

展示の中には、エリザベス女王の戴冠式に使用された型も含まれている。かつてCAMELが英国空軍のパイロット向けに食品容器を製造し、スウェーデンやドイツ、スイスにも輸出していた——その歴史が、この小さなカフェの空間に凝縮されている。

食べて、飲んで、歴史に触れる

インターナショナルな料理と、香港の記憶

Café 15の内装は、黒いスチールとライトウッド、グレーのタイルで構成されている。工場跡地ならではの無骨さと、洗練された現代的なデザインが共存している。

メニューは国際色豊かだ。モンゴル風スパイシーラムウィング、ローストラムラック、グリルUSポークロインのリングイネ——料理のひとつひとつに、香港という街が持つ「多様なものを受け入れる感性」が反映されている。ワインのラインナップも充実している。

朝食からランチ、ディナーまで対応しており、泊まっていない人でも気軽に利用できる。

Café 15はグリーンカウンシル認定のグリーンレストランでもある。サステナビリティへの取り組みを積極的に行っており、ホテル宿泊者向けの特典もある。詳細はホテル公式サイトでご確認ください。

ホテルに泊まる、という体験

工場の記憶の中で、朝を迎える

Café 15だけでなく、CAMLUXホテル全体がCAMELの物語に満ちている。

客室には魔法瓶をアップサイクルしたランプシェード。廊下には工場時代の設計図と、1950〜70年代のヴィンテージパッケージデザイン。ロビーのフロントデスクはガラス内瓶100本で構成されている。

185室の客室は、工場建築の制約を逆手に取った多様な間取りになっている。ガーデンビューの部屋、ファミリールーム、スタジオタイプ——それぞれに個性がある。

客室にはコーヒーマシンが備えられ、毎日コーヒーカプセル2個と中国茶カプセル2個が提供される。朝、工場の記憶が漂う空間で、温かい飲み物を手に一日を始める。その時間に、CAMELというブランドの意味が静かに重なる。

ホテルには持参したマイボトルに水を補充できるスマートウォーターディスペンサーも設置されている。「自分のボトルを持ち歩いてほしい」というCAMELの思想と、ホテルのサステナビリティへの取り組みが、ここでも一致している。

九龍湾という場所を、歩く

かつての工業地帯が、新しい街へ

CAMLUXホテルは九龍湾MTR駅から徒歩15分ほどの場所にある。

このエリアはかつて香港の工業地帯だった。1980年代以降、工場が次々と移転・閉鎖され、長い間静かな場所だった。今は香港の「第2の中心業務地区(CBD2)」として再開発が進み、新しいオフィスビルや商業施設が続々と完成している。

近くにはKai Tak Sports Parkや、Kai Tak Cruise Terminalもある。かつての啓徳空港の跡地が新しい街に変わっていく過程を、このエリアで感じることができる。

古い香港と新しい香港が、同じ場所に共存している。CAMLUXホテルはその変化の象徴でもある。

CAMELのボトルを持って、Café 15へ

もし手元にCAMELのボトルがあるなら、それを持って九龍湾を訪れてほしい。

Café 15の壁に並ぶヴィンテージのフラスクを眺めながら、自分の手の中にあるボトルと見比べる。1947年に生まれた溝のデザインが、今のボトルにも受け継がれていることを確認する。香港という街で、1940年代から続くものづくりが、自分の手の中にあることを実感する。

旅は、そういう文脈を体験できる機会だ。

CAMLUXホテルは、その文脈が一番濃く感じられる場所だと思う。

アクセスと基本情報

CAMLUXホテル / Café 15

住所:15 Wang Kwong Road, Kowloon Bay, Hong Kong

アクセス: 九龍湾MTR駅から徒歩約15分。または九龍駅(エアポートエクスプレス)からタクシーで約20分。

Café 15:ホテル1階。朝食・ランチ・ディナーに対応。宿泊者向けの特典あり。詳細はホテル公式サイトでご確認ください。

公式サイト:camluxhotel.com

予約:公式サイトまたは主要宿泊予約サイトから。

香港で、CAMELに出会う旅へ

CAMLUXホテルに泊まることは、一つのブランドの歴史と文脈の中で時間を過ごすことだ。

Café 15でヴィンテージのフラスクに囲まれながら食事をすること。工場から転用された素材が溶け込む客室で眠ること。九龍湾という変わりゆく街の空気に触れること。

それらが重なって、香港という街への理解が少し深くなる。

そして日本に戻り、手元のCAMELのボトルを使うたびに、あの場所の記憶が少し蘇る。

旅には、そういう「持ち帰れるもの」がある。

よくある質問

Q. CAMLUXホテルは日本語対応していますか?

英語・広東語対応が中心ですが、ホテルスタッフは国際的なゲストに慣れています。英語でのコミュニケーションが基本となります。

Q. CAMLUXホテルの客室タイプは?

Cosy Room・Comfy Room・Comfy PLUS・Garden Room・Family Room・Studioの6タイプ。室内面積は18〜32平方メートル。最新の料金・空室状況はホテル公式サイトでご確認ください。

Q. Café 15は宿泊者以外も利用できますか?

はい。宿泊していない方も利用できます。ランチやディナーの時間帯に、気軽に立ち寄ることができます。

Q. CAMLUXホテルの近くで、香港らしい体験はできますか?

九龍湾・九龍エリアには飲茶のレストランや茶餐廳が多くあります。九龍湾から地下鉄で中環(セントラル)や旺角(モンコック)などの香港の中心エリアへも約20〜30分でアクセスできます。

Q. CAMLUXホテルでCAMELのボトルを購入できますか?

ヴィンテージのフラスクや現行モデルが購入できる場合があります。最新情報はホテルに直接お問い合わせください。日本向けにはmadebycamel.jpでも購入できます。

→ CAMELのボトルを見る:商品一覧はこちら

→ CAMLUXホテルについてさらに知りたい方は:工場が、ホテルになった日。

Back to blog